身体は疲れていないに鏡を見るたび疲れた印象に見えてしまう…そんなことはありませんか?目の下のクマは人に不健康な印象を与えてしまいますよね。
目の下のクマに効果的なセルフケアや治療方法はあります。それは、目の下のクマにはできてしまう原因が4種類あり、それぞれの原因に合わせてアプローチをすることで解消することが出来るからです。原因がわかっているので、医学的に解明されているアプローチ方法でケアを行えば、改善する可能性が高いのです。
もう、コンシーラーやファンデーションを重ねてごまかすのはやめましょう。
今回は4種類のクマの原因に合わせた美容成分やマッサージ、食事等の生活に取り入れられる簡単な方法を中心にご紹介。あわせて医療機関で専門家に見てもらうメリットもお伝えします。医療機関での治療を検討されている方は、クマは混合クマの方が多いので、美容皮膚科、美容外科のあるクリニックへご相談ください。まずは、自分で目の下のクマと向き合って見てくださいね。
目次
1 自分は何クマかチェック!4種類の目の下のクマの治し方
目の下のクマができてしまうのは4つの原因があり、その4つのクマの中で自分がどのクマにあたるのかは、見た目や症状によって調べることができます。以下がそれぞれのクマの特徴です。まずは自分がどのクマにあたるのか、どういった原因でクマができているのかを確認してください。
✓ファンデーションやコンシーラーでクマが隠れる ✓目の周りの肌を引っ張っても薄くならない ✓茶色っぽいくすんだ色 |
茶クマ |
✓ファンデーションやコンシーラーでクマが隠れる ✓目の周りの肌を引っ張ると薄くなる ✓青っぽい色 |
青クマ |
✓ファンデーションやコンシーラーでクマが隠れない ✓鏡を見ながら顔を上にするとクマが薄くなる ✓目の下が膨らんでいる |
黒クマ |
このそれぞれのクマが2種類組み合わさったクマが混合クマ
茶クマに関しては、メイクを落とすときや疲れてきた時に目の周りを強く擦る癖のある人は、色素沈着の可能性が高いです。また、ストレス等によってターンオーバー(肌の新陳代謝)が乱れ皮膚の内部にあるメラニンが蓄積し、シミやくすみの原因なり目の下に色素沈着を起こしているケースもあります。
青クマの場合、冷えや生活習慣の乱れやホルモンバランスの乱れ、寝不足などが血行不良になる原因として挙げられます。また、パソコン作業や読書をする時間が多い方は、長時間同じ場所を集中してみていると、目の周りの筋肉が動かず血行が滞る場合もあります。
黒クマの場合は、加齢によるたるみや生まれつきの骨格で目の下の脂肪がふくらんでいる人もいます。
2 種類別 自分で出来る目の下のクマの解消法
自分のクマがどの種類にあたるのかおわかりになりましたでしょうか。次はそれぞれの種類別にどういったアプローチでクマを解消していくのかをご説明します。
2-1 茶クマ解消法
目の下の色素沈着を改善する必要があります。美白ケアが中心になりますので、下記に記すケアに加え、普段から紫外線を防ぐ日焼け対策を行うことが需要です。日焼け止めやUVカット成分の化粧品はマストで使用してください。さらにサングラスや日傘などで、日焼け対策を行いましょう。
美白成分のある化粧品を使用して美白ケアを行う
皮膚の美白ケアはビタミンC誘導体成分とセラミド成分が含まれたものが有効で、とくにビタミンC誘導体はクマの原因となるくすみの「予防」と「改善」に効きます。
また、クリニックで処方してもらうハイドロキノンも有効です。ハイドロキノンは皮膚の漂白剤ともいわれており、美白効果の成分量が非常に高い処方薬です。
ピーリングを行う
ピーリングを行い肌のターンオーバーを促します。行う場合は、強く擦って逆に刺激しないよう優しくなぞるように行うことが重要です。ピーリングでは、保湿成分が入っているものを使いましょう。
保湿を行う
新陳代謝を促すために保湿をしっかり行いましょう。コットンパック等を目の周りを中心に行い、油分のある乳液やクリームで水分を逃がさないように蓋をすることも忘れずに行いましょう。
ビタミンCを摂取する
ビタミンCが多く含まれている食材を以下に記します。
パプリカ ブロッコリー ゆず(果皮) アセロラ 芽キャベツ ゴーヤ トマト
積極的に食材を取り入れたり、サプリメントで補給するのもよいでしょう。
2-2 青クマ解消法
青クマの血行不良の原因はさまざまです。血行を良くする為に有効的な方法をご紹介しますが、根本的な原因は生活リズムやストレス等に大きく関わります。以下に記す解消法に加え、自分の身体と向き合い問題を解決することも大切です。また、血流の流れを悪くする原因として挙げられる、喫煙や冷たい飲み物や食べ物の過剰摂取は控えましょう。
マッサージをする
血行不良改善のために行いましょう。注意点は、薬指使って力を入れすぎないことです。強く擦りすぎてしまうと色素沈着の原因になりますので、アイクリームやオイル等を使用し優しく行いましょう。リンパに溜まった凝りを流して血流を流すのがポイントです。
①下まぶたの目頭に指をあてゆっくり目尻をなぞるようにマッサージ
②上瞼の目頭からも同様に目尻に向けてリンパを流す
③目尻からこめかみに向かって耳の後ろに流す
ホットパックを行う
目の周りを温めて血流を良くする方法。市販のホットマスクを使用してもいいですし、濡らしたタオルをレンジで1分(500Wの場合)温めた蒸しタオルでも可能です。10分程度ゆっくり温めましょう。ホットパックを行った後にマッサージを行っても効果的です。
ビタミンE、ビタミンK成分の含まれている化粧品やアイクリームを使用する
ビタミンE、ビタミンK成分は血液促進作用があります。ビタミンEは食事からでなく、皮膚からも摂取することが可能なので、美容液や化粧品を使用することで効果が期待できます。
ビタミンE、葉酸、鉄分を摂取する
ビタミンEは上記に記した作用が期待でき、葉酸や鉄分も血液をサラサラにする効果があります。過剰摂取は他の病気の原因になりかねませんので適度に摂取してください。
ビタミンEが多く含まれている食材
アーモンド 植物油 など
葉酸が多く含まれている食材
焼きのり 納豆 モロヘイヤ ほうれん草 枝豆 鶏レバー など
鉄分が多く含まれている食材
ひじき 焼きのり 大豆 豚レバー 鶏レバー パセリ えごま けし など
今回ご紹介しなかったもの以外にも成分が含まれる食材はたくさんありますので、バランスよく取り入れてくださいね。
青クマについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。メイクで隠す方法や治療方法も合わせてご紹介しております。
青クマ、隠せていますか?綺麗に”隠す”メイク方法と”治す”治療方法≫
2-3 黒クマ解消法
黒クマはたるみにアプローチをしなければ解消されません。以下には、比較的症状がまだ軽度の場合に効果が期待できる方法をご紹介します。たるみの原因となっている筋肉(眼輪筋)の衰えと肌のたるみを解消する為に効果的なアプローチ方法です。
目の周りの体操を行う
筋肉を鍛えることが目的となっている為、即効性は無く続けることで効果が期待できます。
①目をギュッと閉じて5秒間キープ、思いっきり見開いて5秒間キープ 5セット
②∞の文字を描くように両目を回す 時計周り、反時計回り5回ずつ
コラーゲン成分の入った化粧品を使用する
皮膚のたるみのは肌の保水力が減ってしまっている為、保水力をアップするコラーゲン成分を多く含む化粧品で保湿をすることによって肌のハリや弾力に影響します。また、コラーゲンの他にも、保水力を上げる成分として、ヒアルロン酸、エラスチン、ヘパリン類似物質などが挙げられます。
黒クマの原因である脂肪のふくらみは、セルフケアでの改善が難しい症状です。脂肪のふくらみが大きい場合は、美容外科で脂肪を切除する施術方法やレーザーや電気針を用いた治療法を行います。黒クマの原因は、加齢からくる眼輪筋の衰えや皮膚のたるみ以外にも、先天的に目の下の脂肪が多い人・ふくらみやすい骨格の人もいます。
「黒クマ」について詳しくはこちらの記事をご覧ください。メイクで隠す方法や治療方法も合わせてご紹介しております。
【黒クマ解消で華やか目元を!】あなたはメイクで隠す?治療で治す?≫
2-4 混合クマ解消法
混合クマは上記3つの症状が複数現れている状態のクマなので、解消法も合わせて行いましょう。黒クマと組み合わさったケースの場合、効果があらわれにくいと思います。黒クマ解消法で記した通り、先天的な原因の可能性もありますので効果があらわれなかった場合は、思い悩まずに医療機関に相談してください。
3 セルフケアで効果が出なかったら専門の診療科に相談を。
これまで自分で出来る解消法をご紹介してきましたが、どれをやっても解消できなかった場合や持続的に行うのが難しい方は医療機関に相談をすることをおすすめします。
なぜなら、例えば茶クマの原因がアトピーやアレルギーからくる皮膚基礎疾患の症状で色素沈着してしまっている場合、市販の美白美容クリームを使用し続けるより効果的な医薬品を処方されて服用したほうが、保険治療で費用も安く抑えられ、専門的な診療科にかかる方が改善がみられる可能性が高いからです。
また、青クマの場合は血行不良を改善させるために皮膚の薄さが改善されるような治療が行われます。血行不良は一度改善しても再発しない為に生活習慣が見直しが大切になりますので、セルフケアであっても専門の診療科にかかっても努力が必要ですが、物理的に血管を隠したり、直接血流を良くするアプローチを行うので効果が期待できます。
さらに黒クマの場合は、たるみの原因の脂肪を取り除くので、症状を改善することが期待できます。一度除去を行った目元は、年齢を重ねても一度脂肪を除去しているので、たるみにくくなるといえるでしょう。外科手術になるので、よく検討が必要ではありますが、一番効果的な解消法です。また
医療機関での治療については別の記事で記載していますので、こちらをご覧ください。
目の下のクマは皮膚科で治るの?クマ治療の全てを医師が徹底解説!≫
イセアクリニックの場合
当院は総合美容クリニックなので、美容皮膚科と美容外科での治療が可能です。4つのクマ全てに適応する治療方法を提案することができます。
黒クマに効果的な外科治療に関しては、多くの症例数を持ち日本形成外科認定専門医が行います。
詳しくは目の下のクマ・たるみ専門サイトをご覧ください。
4 まとめ
今回は、目の下のクマの解消法についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
目の下のクマを治す方法は、4種類それぞれの原因に合わせてアプローチが必要という事と、セルフケアで治らなかった場合やより効果的にアプローチをしたい場合は医療機関に相談することがおすすめという事。
いずれにしても、生活習慣を見直したり自分の身体と向き合うきっかけになれば嬉しいです。目の下が暗いことで老けて見えてしまったり、不健康な印象に見えてしまったりととてもストレスに感じる目の下のクマ。すっきりと解消して自分の素顔にも自信をもって素敵な生活を送ってくださいね。
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