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目の下のクマは皮膚科で治るの?クマ治療の全てを医師が徹底解説!

皮膚科

あると疲れた印象に見えてしまう目の下のクマ。毎日ファンデーションやコンシーラーで念入りに隠し、クマに効くアイクリームや美容液にお金をかけて…目周りのマッサージをやってもなかなか効果が出ない……そんな方も多いはず。顔の印象が悪く見えて、本当にストレスを感じますよね。

目の下のクマは、10代の頃から症状が気になっていた方や年齢を重ねて目立ってきた方など、いろいろな方がお悩みを抱えていると思います。

そんな目の下のクマを治したいと思っている方にまずお伝えしたいことは、「目の下のクマは医療機関で治療することが可能」ということ。さらに「どこの医療機関で治療を行うのかがポイントになる」という点です。『目の下のクマを医療機関で治そう』というと、なんとなく皮膚科の診察を受ければ治療ができそうなイメージがありますよね…ですが、答えは△です。

それは、目の下のクマの症状に合わせて治療方針が異なるため、一般皮膚科の治療や自由診療の美容皮膚科、美容外科のどこに行くべきなのかが異なるからです。目の下のクマは4種類あり、保険がきく比較的低費用の一般皮膚科で効果が期待できるのか、より専門的な美容皮膚科や美容外科での治療でしか効果が期待できないのかがそれぞれ異なります。

今回は4種類の目の下のクマの中で、自分はどの種類なのか知っていただき、それぞれの医療機関ではどういった方法で治療していくのかをわかりやすく解説していきます。

お悩みを解消するために自分のクマに合ったアプローチ方法で必ず効果を実感しましょう。


1 皮膚科で治せるクマと治せないクマがある

目の下のクマは4種類あることをご存知でしょうか。この4種類のクマが出来てしまう原因はそれぞれ全く異なり、目の下のクマが出来てしまった原因にあわせて治療法が異なります。

上記でも記したように、クマの症状は、一般皮膚科と美容皮膚科、美容外科で治療が可能です。治療方法によって、皮膚科で治すことが可能なのか、外科で治療する必要があるのかが変わってきます。

まず、4種類のクマの種類と原因は以下に記します。

①茶クマ…肌の色素沈着からなるクマで皮膚自体の色が暗くなってしまっている状態
②青クマ…血行不良により血液が黒ずんでおり、その血液が皮膚から透けて見えている状態
③黒クマ…目の下の脂肪によるたるみが影になって暗く見えている状態・目の下の脂肪減少に伴い凹みがある状態
④混合クマ…以上のクマがいくつか混ざってできるクマ

一般皮膚科では、皮膚のトラブルを改善することは可能なので茶クマは治療することが可能。その他の青クマと黒クマに関しては皮膚トラブルからくる原因ではないので、一般皮膚科での治療はできないという事になります。

以下の表がクマの種類別に治療が可能な診療科になります。

 

一般皮膚科

美容皮膚科

美容外科

茶クマ

×

青クマ

×

×

黒クマ

×

×

混合クマ

×

×

当院では、美容皮膚科と美容外科に対応していますので、すべてのクマの種類は総合美容クリニックに行けば治療が可能です。

茶クマの可能性が高く、保険診療で、費用を抑えたい方は一般皮膚科での診療がおすすめですが、それ以外の方は総合美容クリニックに行けば治療することが可能です。


2 あなたは何クマ?それぞれの特徴にあった治療方法をチェック

4種類のクマの種類になります。まずは自分がどのクマなのかを確認してみてください。

茶クマ


 茶クマ

【原因】
皮膚に色素沈着を起こしたことで茶色く見えるクマ。表皮のメラニンが増加している状態が原因で、本来はいずれ剥がれ落ちるメラニンが新陳代謝の低下によって剥がれ落ちずに色素沈着を起こします。
【治療法】
・メラニンを抑える
・ハイドロキノン、グルタチオン錠、トレチノイン等
・目の下のクマレーザー(ジェネシス)
 …細胞の新陳代謝・血行を促進するレーザーを照射する方法。

茶クマは、効果的な治療薬で施術が必要なため、一般皮膚科(*1)か美容皮膚科(総合美容クリニック)に行く必要があります。(*1医師の見解により、保険が適応するかが異なります

青クマ

青クマ【原因】
血行不良により血液が黒ずみ、皮膚から透けて見えることで青っぽく見えるクマ。血行不良になる原因はさまざまで、寝不足や疲労、目の酷使、ストレス、冷え、ホルモンバランスの崩れなどが挙げられます。目の下の皮膚はとても薄く(厚さ約0.6)で顔の他の部位の3分の1しかありません。
【治療法】
・目の下のクマレーザー(ジェネシス)
 …細胞の新陳代謝・血行を促進するレーザーを照射する方法。
・脂肪注入、ヒアルロン酸注入
 …
皮膚が薄い部分に脂肪やヒアルロン酸を注入し、血管が透けて見えるのをカバーする方法。
・ビタミンE内服

青クマは、治療方法が美容皮膚科美容外科での施術が必要なので、総合美容クリニックに行く必要があります。

黒クマ

黒クマ【原因】
目の下のふくらみ(下眼瞼脂肪)や頬の脂肪・皮膚のたるみによる凹みで影ができ、暗く目立つことで黒っぽく見えてしまうことが原因となるクマ。加齢によるたるみが出る場合と先天的に下眼瞼脂肪が多い人もいます。老け顔・疲れ顔の原因となります。
【治療法】
・下眼瞼脱脂術(かがんけんだっし) 
  …眼窩脂肪(がんかしぼう)を取り除き、ふくらみを無くす方法。
・ハムラ法(結膜的眼窩脂肪移動法(けつまくてきがんかしぼういどうじゅつ))
  …眼窩脂肪を凹みの部分に移動し、均一にならす方法。
・アグネス目元
        …皮膚に針をさして、針先から出るラジオ波で脂肪焼く方法。
・ヒアルロン酸注入
  …ゼリー状物質を注射器で注入し、凹みの部分を平らにならす方法。

黒クマは、治療方法が美容皮膚科美容外科での施術が必要なので、総合美容クリニックに行く必要があります。

黒クマについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
「【黒クマ解消で華やか目元を!】あなたはメイクで隠す?治療で治す?」はこちら≫

混合クマ

茶クマ、青クマ、黒クマのいくつかのクマが混ざってできるクマのこと。それぞれの原因が重なって発症するので、症状の原因に合わせて治療をおこなう必要があります。
混合クマは、美容皮膚科美容外科での施術が必要なため、総合美容クリニックに行く必要があります。


3 種類別 目の下のクマはこう治す!

3-1 美容皮膚科で治す!茶クマの治療方法

メラニン生成を抑える薬《一般皮膚科 美容皮膚科(美容クリニック)》

施術時間

通院期間

費用

痛み

なし

 なし

(ハイドロキノン5g)
¥5,500~(税込)

無し

(※価格は当イセアクリニックの価格を記載しておりますが、クリニックによって価格が異なる可能性がございます。)
イセアクリニックでは、ハイドロキノンを処方します。他にも新陳代謝を促す効果や美白成分が含まれる薬はあり、医療機関や医師の判断によって変わります。
一般皮膚科で処方を受ける場合は、保険が効く薬を処方してもらえるかがポイントです。例えば、ハイドロキノンは保険適用外となっており、美容皮膚科と金額は変わりません。

一般皮膚科で費用を抑えて治療を行いたいようであれば、先に皮膚科に茶クマに効く保証が効くかどうかは、その医師のご判断に左右されます。保険適用の薬を処方してもらえるかを確認するのもいいでしょう。

目の下のクマレーザー(ジェネシス) 《美容皮膚科(美容クリニック)

施術時間

通院期間

費用

痛み

30分

3カ月(5回)

¥165,000(税込)

無し

(※価格は当イセアクリニックの価格を記載しておりますが、クリニックによって価格が異なる可能性がございます。)
下記の青クマと同じ施術内容になります。

ヤグレーザー(ジェネシス)は上記の新陳代謝・血行を促進する効果に加え、表皮上部の角質層にも反応しレザーピーリング効果も作用が期待できます。そのため、肌のひきしめ(たるみの改善)・ハリ(小じわの改善)・保湿作用・くすみの改善・クマの改善といった効果が得られるので茶クマの治療に用いられます。

3-2 レーザー治療が効果的!美容皮膚科での青クマ治療法

目の下のクマレーザー(ジェネシス) 《美容皮膚科(美容クリニック)

施術時間

通院期間

費用

痛み

30分

3カ月(5回)

¥165,000(税込)

無し

(※価格は当イセアクリニックの価格を記載しておりますが、クリニックによって価格が異なる可能性がございます。)
皮膚の浅い部分である表皮から真皮層上部に作用するヤグレーザーを照射する方法。細胞の新陳代謝・血行を促進するで、血行不良になって黒ずんでいる血液を解消し、クマの原因に働きかけます。

当イセアクリニックでは、ハイドロキノンの処方と合わせたコースでの金額になっています。
青クマの場合、血行不良はさまざまなケースで起こりうるので、一度改善してもまたクマが出てくる可能性はあります。一度改善した後は、血行不良を起こさないように、内服治療の併用や睡眠時間の確保などの生活習慣の改善のきっかけにしてくださいね。

ジェネシス

3-3 美容外科に相談を。黒クマ治療法

下眼瞼脱脂 (経結膜法) (かがんけんだっしじゅつ けつまくほう)《美容外科(美容クリニック)

施術時間

通院期間

費用

痛み

30分

3カ月(施術、検診)

¥275,000(税込)

麻酔の痛み・鈍痛

黒クマ

※症例の詳細
治療内容 下眼瞼脱脂術(経結膜法)
価格 ¥275,000(税込)
リスク 脂肪を取りすぎたことによる凹み・感染・左右差が生じる可能性・小じわや皮膚のたるみが目立つ可能性
副作用 腫れ・赤み・内出血・痛みが出る可能性あり

下まぶたの裏側(アッカンベーをした時に見える赤い結膜部分)の結膜を切開し、眼窩脂肪を取り除き切開部を縫合。術後5日後に抜糸をします。局所麻酔を用いて行う為、麻酔の痛みはありますが施術の痛みは麻酔によって痛覚が麻痺しているので感じません。術後は鈍痛を感じることがありますが目が使えないほどの痛みはほぼないといえます。
切開の跡は縫合を行わなくても自然に傷口が塞がります。経結膜法は目の裏側を切開するので、人から見える皮膚には傷跡が残りません。

下眼瞼脱脂術

下眼瞼脱脂術(経結膜法)は、クマの原因となる脂肪を摘出するので効果は最低でも2年は持続することが期待でき、若々しい印象になることができます。この術式のリスクは、脂肪を取りすぎたことによってくぼんでしまったり、皮膚が余って皺になってしまったりする可能性です。下眼瞼脱脂術(経結膜法)は美容外科の手術の中でも難しい手術です。治療を行う際には執刀する医師の技術力があるのか、経験があるのかを確認しましょう。

ハムラ法(眼窩脂肪移動術) 《美容外科 (美容クリニック)

施術時間

通院期間

費用

痛み

1-2.5時間

3カ月(施術、抜糸、検診3回)

¥385,000(税込)

麻酔の痛み・鈍痛

(※価格は当イセアクリニックの価格を記載しておりますが、クリニックによって価格が異なる可能性がございます。)

下まつげのすぐ下を切開し、眼窩隔膜より下方にはみ出してくる分だけ眼窩脂肪を切除。 目の下のくぼみを埋めるように眼窩脂肪を移動します。眼輪筋肉を目尻の方へ吊り上げて張りを出し頬骨の骨膜に固定をして余剰皮膚を切除する施術。局所麻酔を使用して行います。
痛みに関しては、麻酔の痛みはありますが施術の痛みは感じません。術後は1-2日程度痛みを感じる場合もありますが、日常生活に支障をきたさない程度の痛みです。

ハムラ法は皮膚を引っ張り上げて切除をするので、下眼瞼脱脂同様に難しい技術が必要になります。クリニック選びは慎重に行ってください。
また、ハムラ法には、経結膜からメスを入れるトラコンハムラ法もあります。裏側にメスを入れるので、傷が目立たない方法ですが、難しい技術とセンスがいる施術方法なので、希望の方は医師選びも慎重に行ってくださいね。

3-4 美容クリニックに相談がおすすめ。混合クマの治療

症状に合わせて上記の施術や薬の処方を組み合わせて治療していきます。混合クマの場合、黒クマとの組み合わせで症状が出ているケースが多いため、外科手術の可能性が高いです。腕のある医師がいるクリニックを選びましょう。


4 大切なのはクリニックの選び方

上記でもお伝えしましたが、茶クマの治療で一般皮膚科での診療を検討している方は、保険が効く治療薬を処方してもらえるのかを確認してみましょう。

とくにアトピーやアレルギーからなる色素沈着の場合は保険診療で安く費用を抑えることが可能ですので、該当する方はかかりつけの医師に相談してもいいと思います。

美容皮膚科や美容外科で治療が必要な場合は、自由診療になりますのでクリニックによって治療方法や費用、保証内容等が変わってきます。とくに美容外科の場合は、医師の腕が仕上がりに大きく関わってきますので技術面で信頼をおけるかは非常な重要なポイントと言えるでしょう。施術内容より安さを売りにしているクリニックは信頼が出来ませんのでご注意ください。また、美容皮膚科、美容外科ともに保証内容も確認しておくことも大切です。治療後の再発や、術後の仕上がりに対してどういった対応をしてくれるかを確認して安心して治療を受けましょう。

東京イセアクリニック(総合美容クリニック)  吉種克之総院長

形成外科専門医と美容外科専門医の資格を持っており、25年のキャリアで外科手術の圧倒的な症例数があります。

吉種克之医師の紹介ページはコチラ≫

 

当イセアクリニックは総合美容クリニックですので、どの種類のクマにも対応が可能です。


5 まとめ

今回は目の下のクマは、皮膚科で治すことが出来るのかを解説しました。

結論は、茶クマは一般皮膚科で治すことは可能。ですが、青クマ、黒クマ、混合クマは美容皮膚科や美容外科で治療をしないと治りません。自分のクマの種類はどれにあたるのかを調べて、適切な診療科に行ってください。クリニックを選ぶうえで総合美容クリニックはどのクマにも対応が出来るのでおすすめです。

そして、目の下のクマの治療には信頼できる医師やクリニックを選ぶことが重要ということです。一般皮膚科にでも、美容皮膚科、外科でも自分の納得いく形で治療が受けることが出来るのかをきちんと確認してクリニックをえらんでくださいね。

是非、目の下のクマを解消して、若々しく明るい印象で素敵な生活を送ってください。

 

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